21世紀は「生命の世紀」。ライフサイエンス技術の発展により、日本の健康・医療分野への期待は高まり、今後ますます大きな産業へと成長する可能性を秘めています。
その一方で、少子高齢化が進む日本社会は医療費や社会保障費、生活習慣病の蔓延、介護負担の増大など多くの課題を抱え、人々の平穏を脅かす不安の一因となっているのも事実です。
これらの問題をどう乗り越えるか。厚生労働省は2013年4月に国民健康づくり運動「健康日本21」を発表。
これは、国民1人ひとりが自ら健康や医療の情報と積極的に関わり、日頃から病気にならない身体づくりを行い、自身の健康上の問題をより早く検知しこれに対応することで、健康寿命を延伸させようとする施策です。
いくつになっても自立して生活し、日々の暮らしを心身ともに健やかな状態で楽しめるように、病気は未然に防ぐ時代。そして、健康は1人ひとりがプロのサポートを受けながら自分で管理し、整えていく時代です。
こうした背景を踏まえ、私たち株式会社21ホールディングスは医療産業と健康産業、そして両者にまつわる予防医療を総合的に捉え、傘下グループ各社を通し、様々な事業を展開してまいります。
呼吸と循環にフォーカスした最先端治療のサポートやQOLを重視した医療機器の提供は、病気に悩み苦しむ人々の負担を少しでも軽減するための「挑戦」。
一方、人々の健康維持に欠かせない運動、食事、睡眠をサポートするヘルスケア事業は、誰もが健康で自立した暮らしを維持し、かけがえのない人生をより充実したものにするための「挑戦」です。